「貴殿の剣、見せてみよ」
えー、今回は剣聖の塚原卜伝先生をお招きし、刀の各武技の特徴や強みについて説明していただきます。
刀か、なんか微妙で最初に触ったきりだな。という人にももう一度手にとってもらう機会になればなと思います。
それではさっそくですが、よろしくお願いします。
(そういうテイなのでそれっぽい口調に改変してますが、違うだろうというつっこみはご容赦ください(笑))
通常武技
斬月
強き打撃力があるので、ダメージ源としてつかいやすい技じゃ。居合いがどうもきめにくいという者は、こちらから主力としてつかっていくのがおすすめだぞ。
ある程度敵の動きを把握したら、攻撃後の隙を狙って打ち込んでいくといいぞい。
ただ、通常速攻撃から斬月に派生した際にわずかなタメがあり、特にだうんろーどこんてんつの素早い追加敵は斬月部分を抜けてくることがある故、別の攻撃手段も身につけておくのだぞ。
足蹴
短い動きで強めの気力ダメージを与えられる故、気力切れを狙う際の連続攻撃の起点として使いやすい技ぞ。
技の後隙も少ないのでそのままほかの技へつなげやすく、上段強(足蹴モーション中に構えを上段に切り替えておく必要があります。)や剣気へつなげるのがおすすめじゃ。
ともに気力ダメージが高く、気力切れを狙う際のコンボとして使いやすいぞい。
燕返し
燕返しの動作中には無敵時間があり、敵の反撃をこの無敵時間でかわすととても粋な技じゃ。
ただ、壱だと無敵時間やステップで後退する距離が短く、それらののびる弐だとかなり使い勝手が良くなるのだが、軽装という制約があるのでそこまでしてどうか…というところじゃな。
まあ拙者としては刀は軽装でつかってほしいものだが、ここのブログの主もしょっちゅう鎧を着こんでいるようだしな。
暗影剣→暗影朗月
気力ダメージと崩し(ガードされた時の気力削り)性能がともに高く、敵のガードいかんにかかわらず気力ダメージが期待できる渋い技ぞ。気力切れ狙いなら、積極的に当てていきたい技じゃな。
暗影朗月へのながれもなめらかで、全てガードさせたときの気力ダメージはかなりのもの。人型のガード崩しにうってつけじゃ。
飛天剣
下段始動できびきび動いてまとまったダメージを与えられる便利な技じゃ。
突進中は無敵時間があり、敵の攻撃をいなしつつ斬り込むことが可能ぞ。鬼火のような低体力の敵をひねったり、黄泉醜女の突進に合わせて安全に潰したり、打点の高さを活かして妖鬼の角を折ったりといろいろ使える良い技ぞ。
斬釘截鉄
長い無敵時間をともなった回避で敵の背後に回り込む。背後から攻撃するとダメージが大きくなるので、大振りの攻撃をこれでかわせばちゃんす到来じゃ。
ただ、仁王2の敵どもは振り向きが速く、この技の動作が長め、技を出すのにも通常速攻撃をはさむ必要がある故、敵の動きを把握できてない間の乱用は禁物だな。
飛天剣が使いやすく、刀は下段の通常回避も優秀(刀と槍は無敵時間が長い)な故、そちらで事足りるかもしれんの。
居合い
刀の花形的な技ぞ。しっかり当てていけばダメージを稼げる武技じゃが、長めのタメと頑強(スーパーアーマー)もなく、特に居合い参取得前で慣れないないうちは、無理に狙うとかえって苦戦しがちになるかもしれんの。
敵の攻撃の隙に差し込んだり、他武技から居合い参でつなげたり、気力切れの妖怪に連続で叩き込んだり、また一部の敵には密着ヒットで背後判定になるなど、いろいろな状況で叩き込めると愉しくなってくる武技じゃ。
居合い弐でタメ段階が増えるが壱の段階でも十分な威力があり、気力切れのラッシュ時など壱を連発するほうがダメージを稼げる場合も多いので、基本は壱を狙っていくのがおすすめじゃ。
納刀キャンセル(納刀モーションをキャンセルして即座にタメ動作にはいる小技)が使えると狙える機会がかなり増えるので、ぜひとも習得してほしいぞ。
納刀キャンセルについてはこちらの記事の戦闘関連→納刀キャンセルの項目をご覧ください。
虎走り
走りながら敵に接近して斬りこめる技。というとなかなか便利そうな技じゃが、実はこの技は拙者もちと持て余しておってな。
まあ悪くない技だと思うんじゃが、斬りこむならダッシュ上段か、派生のある上段強、一撃離脱なら夜叉一文字が便利すぎてなぁ。
小夜時雨
雰囲気は居合いの亜種みたいな技じゃが、居合いより発生が早く頑強付きなので、刀を触りはじめの者には居合いより使いやすいと感じるかもしれぬ。威力も全段打ち込んだダメージは高いが動作時間が長い故、ダメージを受けやすい点には注意するのだぞ。
居合いと用途は結構違っていて属性蓄積や妖力の加算効率が良い点が強みじゃ。
蓄積アップの特殊効果の積み具合や敵の耐性にもよるが、武器の特殊効果や武技カスタマイズ程度の属性付与程度でも1回の使用で属性やられにもっていくことも珍しくないぞ。
また妖力加算力も、武技カスタマイズ「昂龍の一撃」や妖力加算系の特殊効果を積むとかなりのもので、常闇なら中消費クラスの妖怪技はすぐに賄えようぞ。
剣気
気力ダメージや崩し能力に優れた技ぞ。
自己を中心として円状に判定が出るので当てやすく、派生の乱迅剣含めて頑強も付き、敵からの被弾が痛くなければ乱迅剣で乱戦にもある程度ゴリ押しできるので、とても使い勝手が良い武技じゃ。
もともと高い気力ダメージは、浄やられの併用や特殊効果、武技カスタマイズでさらに大きく伸びるので、どうしても戦いにくい敵ならば剣気をコツコツ当てていき、先に気力切れさせてしまうのも手じゃ。
流影斬
頑強付きなので強引に出していくこともできるが、今作の敵は攻撃の追尾が強いのか、流影斬の素早そうな動きの割に雑にうつと被弾しやすいぞ。
時計周りに敵を回り込みながら攻撃する技なので、敵の攻撃が縦振りだったり敵の左手側にしか判定のないものだとかわしながら攻撃しやすくくーるじゃ。
夢想剣
なんとロマンを求めた技ぞ。これに付随する頑強は強度がものすごく高く、拙者はこの技で怯んだことがなくてな。
威力(モーション値的なもの)もものすごく高くロマンあふれる技じゃが、技の動作が動作なもので、とりあえずこの技のことは忘れていいかもしれんのぅ。
絶妙剣
あっぷでーとでもーしょんが超高速になってな、異常に強くなった技じゃ。
ダメージは高くないが、余りある速さはちょっとした隙にも差し込めるうえ、一度ガードした人型敵にこの技を延々とガードさせ続け、ガードを割るまで持ち込むこともできるのじゃ。(もちろん、気力面を何らかの方法でまかなっていないと、こちらが先にスタミナ切れします。)
隙が少ない故、そのままほかの武技につなげたり敵の反撃の予兆が見えたら退くこともでき、牽制技としてとても優秀な技ぞ。
円月剣→四方斬り
円月剣は攻撃増強の有利効果がかかるぞい。
効果時間は短いため、例えば敵の攻撃の隙などにこれを使ってから居合いをいれる猶予があるなら、居合いを二発いれたほうがダメージが出るんでの。敵の攻撃のモーション中近づけないなど、何もすることがないときに使うとくーるじゃ。
派生の四方斬りのモーションは使い勝手が良いので、貴殿が円月剣をどう感じるか次第じゃな。
水影・浮葉
きめるとすたいりっしゅだが、カウンターを狙うリスクの割に旨みがそれほどでもないんでの。魅せプレイ向きの技じゃな。
朧→朧弐
朧弐まで打ち込んだ敵には、居合いからさらに追撃をいれられたりと旨みも非常に大きいのだが、カウンター判定の発生が遅めでなかなかシビアでの。
少ないリスクとリターンを両立した逆波があるので、あえて使うかは趣味といったところじゃな。
逆波→山風
直前ガードを成功させることで敵の体勢を崩しさらなる追撃が狙える武技じゃ。(ちなみにスティックがニュートラルの状態でないと受け付けないぞ。)
タイミングが早すぎても通常のガードにできるという逃げ択がある分、ほかのカウンター武技よりリスクが低い。にもかかわらずとれたときのリターンも大きく、とりあえずのカウンター狙いはこの技で十分なほどの武技じゃ。
旭光
自身のダウン時に起き上がり攻撃ができる武技ぞ。
多段ヒットする割に各種蓄積力もある故、武技カスタマイズで何かのせておくのも面白いぞ。妖鬼などは麻痺耐性が弱い故、武技カスタマイズの麻痺をつけておくとたいがい一発で麻痺させられるぞい。
秘伝書の武技
秘伝書…特定の敵を倒すと低確率でドロップ。新しい武技を習得します。
夜叉一文字
秘伝書…浅井長政(暗影篇「籠中の翼」、夢路篇「夜叉ふたたび」など)
もともと名前からくるイメージや秘伝技という期待を背負いすぎたせいか、残念な技と不名誉な認定をされていた悲しみの技…だったのだが、あっぷでーとされるごとに強くなり、最後は強力な技に返り咲いたのじゃ。
比較的短いタメで長い距離を一気に詰めてからのまとまった単発威力の出る技でな。回避等でキャンセルできるタイミングも早い故、離れたところからの差し込みや一撃離脱が非常にしやすく、なにかと助けになってくれるぞ。
昂龍牙
秘伝書…斎藤義龍(飛翔篇「虚ろなる魔城」、暗影篇「戻れぬ岐路」など)
人型への組み討ちが妖力を大きく回復させるものに変化した武技じゃ。
組み討ち確定までの猶予が通常のものより厳しいが、妖力が一気に回復する故に特定の妖怪技と組み合わせればずっとおれのたーんするのも難しくなく、凶悪な技ぞ。
飯綱落とし
秘伝書…レン・ハヤブサ(DLC2「龍の一族」など)
こちらも人型への組み討ちが変化する武技ぞ。
この技の強みは、モーション中にこちらの気力ゲージが回復していくことにある。その間、敵はほとんど気力を回復できない故、その後も気力格差でこちらが圧倒的に有利。またすぐに気力切れ⇒飯綱落とし…とやはりずっとおれのたーんすることもたやすい故、非常に凶悪な技ぞ。
鞍馬剣舞
秘伝書…源義経(DLC1「人妖相克の果て」、「白刃を越えて」など)
モーションが長いが、総ダメージ、気力ダメージ、属性蓄積、妖力加算量とさすがだうんろーどこんてんつの秘伝技というべき性能の武技じゃ。
とりわけ妖力加算量がすさまじく、武技カスタマイズの「昂龍の一撃」をのせるおすすめ候補ぞ。
常闇中、特殊効果の妖力加算量系をそれなりに積んでいれば、一本だたら一回分程度の妖力ならすぐにまかなえる故、
鞍馬剣舞⇒敵の攻撃モーションの予兆をみて一本だたらで怯ませ⇒鞍馬剣舞…
などと一方的に敵を屠ることもできる強力な武技ぞ。
そのかわり長いモーション中の頑強はなく、怯まない敵に対して出し得というわけでもない故、妖怪カウンターでキャンセルするなど弱点を補う手はずは整えておくのだぞ。
惣捲り
秘伝書…源頼光(DLC2「火中の涼音」、「討魔の一党」など)
刀では珍しい広範囲攻撃技じゃ。
あっぷでーとでモーション速度と頑強が付けられる強化を受けたのだが、この秘伝書を落とす者が繰り出すガード不能ちーと技の暴れっぷりを見た後だと、ちと肩透かしをくらうかもしれんな。(その技、拙者にもくれんかの。)
基本、対複数は避け各個撃破するのが定石ぞ、過信は禁物じゃ。この技でしめると見栄えが良いんだがの。
逆風剣
秘伝書…藤原千方(DLC3「蘇る亡魂」)
ありそうでなかった、即座に高火力を吐き出す武技ぞ。
タメ動作のような前行動がなく比較的技の出が早い故、長い技後の硬直さえ妖怪カウンター等でキャンセルすれば、短い隙にも高火力を叩き込めてぐっどじゃぞい。
「どれ、座学がおわったところでちと手合わせしてみようぞ」
…
…
「これほどの打ち込み、久方ぶりぞ」
…
「ふふっ、良き剣を遣うわ、前途愉しみな傑物よ」
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